天下茶屋界隈。このあたりには本家の南海本線天下茶屋駅と阪堺電車の東天下茶屋・北天下茶屋・ それに南海汐見橋線の西天下茶屋というように、天下茶屋とつく駅が4つあります。その4つの天下茶屋駅を回ってみました。 2010・6・27撮影・録音 HOME BACK NEXT |
まず最初に着いた阪堺電車の東天下茶屋駅。天王寺駅前から三つ目の駅。 専用軌道ながら踏切を挟んで小さなホームが互い違いにあります。 地図を見る |
日曜日の朝の8時頃。天王寺へ出る人が東天下茶屋のホームで電車を待っている。乗ってきた反対方向の住吉公園行きも 10人程度の乗客。電車はもちろんワンマン。駅はもちろん無人。 ♪ 松虫発車〜東天下茶屋下車までの音 |
住吉公園へ向けて走って行く351号車。珍しくダークな車体。 |
阪堺電車はバスよりも時刻は正確。駅間距離もバス並みで便利。料金は全線2段階のみの料金体系。 ブルーの1区間が200円。ピンクの2区間が290円。ちなみに一日乗り放題切符が600円。 |
やってきた天王寺駅前行き。阪堺電車は、やはりこの地域では他の代替交通機関が思いつかないほど 地域に染み付いている感じです。 |
朝の8時前はまだ交通量少なくこの状態。みんなこれから出てくるのです。 |
このあたりは下町と言うより閑静な住宅街。しかし幹線道路以外は狭くて曲がりくねっています。 |
上町台地の南端あたりになるのか、小高い所にある聖天山正圓寺への石段。 |
天下茶屋の聖天さんと呼ばれる正圓寺。1690年頃に建てられたとかで、境内には古墳もある。 |
隣には聖天山公園もあって、ちょっと別の所に来たような静かなたたずまい。 |
しかし下に降りるとだんだん天下茶屋の下町の雰囲気になってきます。 |
大阪市と言えばだいたい碁盤の目のような直角に交わる道路が多いですが、このあたりは完全にそのエリアの外側。 |
狭い商店街の途中にある阪堺電車の踏切。ここが北天下茶屋です。遮断機が無い。 |
北天下茶屋の駅も踏切を挟んでいます。走り出したところの恵美須町行き。 |
北天下茶屋駅の踏切のそばにある駄菓子屋さん。このあたりは駄菓子屋さんが多いのです。 |
線路に出ると広々とした感じがします。それだけ周囲の道が狭い。 |
北天下茶屋駅のホームに喫茶店の入り口が。 電車と関係ないお客さんが朝から出入りしています。 |
東天下茶屋駅はオレンジを使っていましたが、こっちはグリーン。路線によって区別しているのか? それとも駅ごとに全部色が違うのか、この日は他をよく見ていなかったので分かりません。 |
引っかけた雨傘の横を通り過ぎるえびす町行き。 ♪ 音を聴く |
北天下茶屋から恵美須町方向を見る。隣の松田町駅に停車中。約300メートル先。 |
少し待てばすぐに来る阪堺電車。運転間隔が短い割にはぽつぽつと乗客の姿が。 |
左が松田町駅。一番向こうの踏切あたりに今船駅があるはずで、その向こうの勾配は 廃止されて無くなった南海天下茶屋線をオーバークロスするための築堤。 |
徐々に人々が活動し始めて、自転車が増えてきました。 |
北天下茶屋駅から南の方を見る。去って行く浜寺公園方面行き。渡る自転車。 |
このあたりは駄菓子屋さんが多いです。今も昔も子供が喜ぶものは同じ。 |
南海本線天下茶屋駅に近づくと、こういう風に立派な商店街になります。朝のうちは人通りもまばら。 |
ガラッと雰囲気の違う、天下茶屋駅。なぜかこういう広い所は疲れるな〜 |
天下茶屋駅のコンコース。エスカレーターに乗って切符売場へ。それからまたホームへと登る。 阪堺電車に比べると乗るまでがめんどくさい。それが普通ではありますが。 |
本線の天下茶屋駅は下を素通りして、駅の西側。このまままっすぐ西天下茶屋へ向かいます。 |
天下茶屋駅を離れるとまたすぐに下町。 天下茶屋の朝! |
しばらく行くと、また現れた立派な複線の踏切。南海汐見橋線の西天下茶屋です。 |
踏切の横におお地蔵さん。このあたりはいろいろドラマのロケが行われた所です。 それにしても隣の白雲龍大神のお社との共同住宅。鳥居が窮屈そう。 |
複線なのに30分に一本、同じ車両が行ったり来たりの汐見橋線。かつては南海高野線だったこの線も 今のところは大阪の片隅のローカル鉄道です。 |
乗るのもあまりめんどくさくない、西天下茶屋駅。 |
西天下茶屋駅の母屋。無人化して、もったいないくらいの駅舎です。 |
駅の正面の窓も、単なる四角い窓ではないのが印象的。 |
再び戻ってきた汐見橋行き。ここから汐見橋に向けて乗る人はいませんでした。 阪堺電車のように、バスの代わりになるにはやはり、道筋に沿って走る方が良いようで・・・ その訳を地図で見てみる |
やっぱりここも自転車が多い。踏切ですれ違いざまに話をするおじさんたち。 |
西天下茶屋駅前商店会、、、、省略しないと看板に収まらない。 |
ここにもコテコテの駄菓子屋さん。この品ぞろえのボリューム。子供のシビアなチェック。 |
わざわざ品物をどけて見せてくれた看板。だいぶ日が登って、少しばて気味なので。 きょうも元気ハツラツな天下茶屋の一日が始まるのか。。 天下茶屋はもともとは豊臣秀吉が堺への道中に立ち寄った茶店がこの近くにあったことが名前の由来。 それ以来人間がどんどん増殖し、古いものに新しいものがどんどん上書きされていきながらも、 変わらん所は全然変わらんと言う雰囲気の町です。 阪堺電車のページ 南海汐見橋線のページ HOME BACK NEX Copyright(C)2003〜Mahoroba,All Rights Reserved |