鉄道走行音CD和歌山線C58牽引列車

呉線のC62・C59 伯備線D51三重連

このCDはSL列車の走行音です。SLの録音のほとんどは和歌山線である関係で、
内容は和歌山線主体になっています。特にこのディスクにはC58牽引の和歌山市発王寺行き526列車の
走行音を中心に収録しました。また、呉線のC62牽引列車の走行音や、C59牽引列車の通過音、
また、布原のD51三重連の発車・通過音もあわせて収録してあります。

このシリーズは、短いものやHP上に部分公開しているトラックが多いですので
トラック別のダウンロード販売はしておりません。

鉄道走行音 和歌山線C58牽引列車


                            

鉄道走行音CD 和歌山線C58牽引列車 収録内容と解説



1)昭和45年5月 和歌山線526列車 五条(途中)〜吉野口  C5825(田)   time 23分32秒  

和歌山線のハイライトはやはりこの区間です。このあたりは最大で20/1000の勾配ですが、C58にとって長編成の列車は重荷です。
北宇智ではスイッチバックして駅に進入。ここで527列車と交換しますが、こちらの列車から線路側に降りた人がいて、
進入してきた527列車がホーム手前に非常停止。おかげで目の前に停止したC58の缶の音がよく録れました。
峠を越えると吉野口まで転がるように坂を下ります。
サンプルサウンド



2)同じ列車    布施屋〜船戸       time 6分41秒

紀ノ川沿いの平地を調子よく走ります。しかし10両編成の列車の速度はなかなか上がりません。
このあたりはまだまだ和歌山からの通勤客も多く、車内は賑わっています。しかしこの後、
駅ごとにだんだん乗客が減り、ガラガラに近づいていきます。
サンプルサウンド



3)同じ列車   橋本〜隅田         time 6分18秒

橋本を出てしばらくはゆるい上り勾配。よく聴いているとフーフー言うようなC58の息づかいが聞こえてきます。
坂を上り終えるとスピードが増してきて、棒駅の下兵庫を通過。あとは快調に飛ばして、
隅田駅にすべりこみます。隅田駅構内は短尺レール。
サンプルサウンド


4)昭和44年2月 和歌山線526列車 紀伊中ノ島〜田井ノ瀬  C58221(田)   time 5分48秒

録音した中でも最も古いテープです。初めての乗客に混じっての録音で、ノイズが気になりますが、
SL列車の客車内の雰囲気がそのまま残っています。途中「まだあの機関車もって来てないな」という会話がありますが、
これはおそらく、当時新小岩から和歌山へ転属予定だったC57160の事で、勤務を終えた機関士さんの会話です。
サンプルサウンド



5)同じ列車   船戸〜岩出    time 3分16秒

機関車直後の最前部デッキからの録音。デッキに舞い込む風と煙突から噴出する豆炭ガラに圧倒されながらの録音でした。
発車直後に中の乗客が車室の引き戸を閉める音。それに続く大きな音は、
私が風を少しでも防ぐためにデッキのドアを足で閉めた音です。



6)同じ列車   北宇智駅前後    time 13分33秒

1)と重なりますが、機関車が変わると同じ勾配区間を登る速度にも違いがあることがわかります。このC58221のほうがやや遅く、
C5825よりも苦闘しているような音です。この録音では若干ダイヤが違っており北宇智での対向の527列車は先に到着していて、
この526列車が後から着いて先に出発します。北宇智での汽笛が金剛山にこだまします。
サンプルサウンド



7)昭和44年9月 527列車  吉野口(途中)〜北宇智   C58231   time 9分04秒

今度は和歌山市行きの527列車。吉野口側からの勾配は徐々にきつくなってきます。最初勢いよくダッシュするC58も
勾配区間にさしかかって来ると速度も落ち、最後にはあえぐようにして峠を越えます。この録音では客車が
竜華のナハ10系で、蒸気機関車とナハ10系の音の組み合わせも珍しいです。峠を越えた列車は、
これまた転がるようにして、526列車が待つ北宇智駅にすべりこみます。
サンプルサウンド



8)昭和44年8月   呉線 C6241 安登〜安芸川尻       time 6分31秒

C62が牽引する下り広島行き普通列車です。C62にしてみれば低速の運用ですのでなんとも手持ち無沙汰そうな走りです。
安登を出て、数分は上り勾配ですが、すぐに切通しになり、下り坂のトンネルへ。
時折鳴らすC62の太い汽笛が特徴的です。サンプルサウンド



9)昭和44年8月    呉線小屋浦 C59164牽引の朝の広島行き通勤列車      time 1分32秒

朝の呉・広島間は、蒸機牽引の通勤列車ラッシュでした。C62あり、C59あり、D51ありで、長い客車列車が30分空けずにどんどん広島へ向けて走っていきました。惜しげもなく次々とやってくる大型機関車に、圧倒されていました。
C59のブラスト音は意外と大型っぽくなく、歯切れの良い音です。



10)昭和44年8月   伯備線 布原信号場  D51三重連の発車。       time 1分40秒

まだ比較的ギャラリーが少なかった頃の布原。ゴトゴト布原に到着した石灰列車は10分ほど停車。
長く感じる待ち時間の後にようやく3回の汽笛とともに走り出した列車は、猛然と勢いをつけて、
あっという間にトンネルの中に姿を消してしまいます。



Total time  78分18秒 (全モノラル)


価格は  送料・税込で1250円 です。



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