線路がありませんが・・・。熊野古道・中辺路(なかへち)に沿って、紀伊田辺から熊野本宮までの険しい山を行くバス路線です。 昭和49(1974)年7月・昭和61(1986)年12月 撮影 |
昭和49年7月 紀伊田辺を出て約一時間ほどの逢坂峠。バスは、まさかこんな道を・・というような坂道を平気で登りだします。 (逢坂峠は現在はトンネルになって大幅に時間短縮されました。) |
ドライバー氏は「へっちゃらよ」と言う感じ。左上の天井に扇風機が・・・。 冷房はありませんが谷から吹き上げる強風が車内を吹き抜けて行きました。 ♪ この時の音(1020KB 2分16秒) |
別のネガにあった国鉄バスの天井の画像。扇風機が回っています。停車中なのかドライバー氏がいません。 |
舗装したばっかり。それ以前がしのばれます。 このルートは昔の中辺路をそのまま拡げただけなのでしょうか。 山の木は伐採されたばかりで、禿山になっている部分が多かったです。 |
下までよく見えない中辺路の深い谷。 |
定期バスはちゃんと決まった場所で対向車とすれ違う。対向車が遅れたのか、こっちが五分ほど待っていました。 |
再び中辺路の山また山。このあたりは果無(はてなし)山脈とよばれる東西に長い山脈になっています。 |
一車線の崖っぷちの道路を行く前方の車。 それでもガードレールがあるだけ安心感があります。 |
近露の停留所にて。まさに元祖道の駅。バスはここで10分ほど休憩します。 この店は近露の村の雑貨屋と食品店を兼ねています。もうちょっとよく撮っておけばよかった。 拡大画像 地図を見る |
同じく近露停留所。通気口全開の扇風機つきの国鉄バス。 バスのドライバー氏も帽子を取って休憩。 |
近露停留所でバスを降りて体を伸ばす乗客の人たち。おじさんばかりでしたが。 拡大画像 |
昭和61(1986)年12月 近露の町並み。ここは紀伊半島の奥地。いろいろ不思議な伝説などがある所です。 |
近露の目抜き通り。バスもここを通っていきます。(現在は村の外にバイパスが出来ています。) 拡大画像 |
近露の停留所から少し本宮よりに上がったところ。 完全一車線の中辺路。 |
近露のあいそのいいワンコ。「おっちゃん、ここまで何しに来たの・・・」 |
近露の目抜き通りをやって来る田辺行きのバス。 セピア色の「道路」・・・? この熊野線バスは現在はJRが営業をギブアップして、その後を竜神バスが引き継いでいます。更に現在(2009年)この周辺の 道路事情はガラッと変わり、大変便利になって、逆に昔の中辺路の雰囲気が壊れていくのが惜しまれます。 JRバスがこの熊野線の営業から撤退する際に、ちょっとした慰労会が開かれ ご要望によりこのページの画像が会場を飾ることになり、この路線に携わった方々に喜んでいただけたとのことです。 |
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