南海平野線平野駅跡

   いつもの事ながら急に思い立って、南海平野線の平野駅跡に行って見ました。
08・03・22撮影
閑散とした平野商店街
昼下がりでやや閑散とした平野商店街。この近くに旧南海電鉄平野線の平野駅跡があると聞いて
チャリをこいでやってきました。


商店街の横の平野駅跡
商店街の横。すぐにわかった旧平野駅の跡 人間と自転車はかろうじて入れます。車椅子もOK。
町の中に自然な感じで公園化しています。       
地図を見る グーグルマップの航空写真でもはっきりとこの線路跡が見えます。植え木が目印。

レールと枕木を模したタイル張りの線路跡
ご丁寧にもレールと枕木を模ったタイル張り。ダミーの車止めがうれしい。



支柱に使われている昔のレール
支柱には昔のレールが使われています。



遊歩道になっている線路跡
線路跡は今も少し残っていて、遊歩道になっています。車の来ない安全な道でもあります。
複線であった南海平野線の線路跡には、今は一本の遊歩道が蛇行して続いています。


かつての踏み切り。そのままの雰囲気。
かつての踏み切り。そのまま踏み切りの雰囲気を残してあります。



旧平野駅の駅舎の雰囲気を伝えるという照明塔
  旧平野駅の駅舎の雰囲気を伝えるという照明塔。旧駅舎は八角形の珍しい建物だったとの事です。



平野線を走っていた南海モ205型のイラスト
平野線を走っていた南海モ205型のイラストと、その説明パネル。



平野線と205型電車の説明パネル




150メートルほどでいったん途切れる線路跡
遊歩道は約150メートルで一旦途切れて行き止まり。



内環状道路を越えると再び現れる線路跡
南北に走る、広い内環状道路を越えると、再び線路跡地が現れます。左手は阪神高速松原線。
このあたりからは、高速道路が南海平野線跡に合流して、阿倍野方向へ延びていきます。


西平野駅跡と思われる公園
どうもここは、西平野駅の跡らしい。



南海平野線の駅名が書かれているベンチ
ここにも南海電車を偲ぶように、南海平野線の駅名がずらっと書かれています。



タイルで線路が描かれている公園
ちょっと複雑な線路の分岐。砂場までレールをつないであります。
どう見てもテツの息がかかった 作り方ですね。



砂場を横断する木のレール
公園の砂場。 以前はもっと完全な形で「線路」が残っていたのでしょう。



平野線跡に立つ高速道路の支柱
さらに西へ行くと、完全に阪神高速と重なって、こういう状態が阿倍野まで続きます。
ゲートボール場になっている部分もかなりあります。



チンチン電車の線路跡にできた高速道路
高速の下にも走りやすい一方通行の道路が。かつてのチンチン電車道の敷地の上を
今は毎日、大量の車が走ります。これほど輸送量が増えた線路跡は珍しいのではないでしょうか?



平野東2丁目界隈の風景
ちらっとうわべだけですが、ついでに少し、平野の街の風景をご紹介。
ここは旧南海平野駅のだいぶ東。平野東2丁目。


平野商店街に面した全興寺
平野商店街に面した、全興寺。中に駄菓子博物館がありますが、今回は素通り。



地獄堂の看板
「ウソをつくと舌をぬくぞ」 行って見るとちょっと面白そうですよ。



阪和貨物線跡の高架
平野への行き帰りにくぐった、阪和貨物線跡の高架。レールも架線もそのままです。
この線は、関西線竜華操車場から阪和線杉本町までをつなぐ、貨物専用線で
かつては一時、特急「あすか」が走ったこともあります。近いうちにまたこの線路を
     探索しようと思っています。


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