長谷寺駅は桜井から榛原へ向けて初瀬谷(はせだに)を登る途中の、その名の通り長谷寺の「門前駅」でもあります。 秋の紅葉や春の牡丹の季節には混み合う長谷寺駅ですが、今日はどの季節にも当たらない閑散とした長谷寺駅です。 2011年9月24日撮影・録音 HOME BACK NEXT |
実は初めて降りた長谷寺駅。長谷寺駅は桜井から榛原へと登る、33/1000の急こう配の途中にあります。 |
長谷寺駅の東方向(名古屋・榛原方面)を見たところ。構内は水平ですが駅を出るとすぐに勾配が始まります。 |
さっそく坂を降りて来た特急。通過列車も少し減速して通ります。 |
今度は坂を登って行く榛原行き。渡り線と引き込み線がありますが、これはずっと昔からあります。 |
桜井方向。次の朝倉駅付近まで、更に急勾配が続きます。 |
左が桜井方向、右が長谷寺駅 |
昔から気になっていた長谷寺駅の引き込み線。名古屋向きの線にだけあります。架線もそのまま。 |
引き込み線の向こうにはもう一本のおそらく団体専用プラットホーム。 それを削って本線のホームから駅前に出る団体用の通路があります。 |
当初は長谷寺止まりの臨時電車が運行されていたのでしょう。ただしこの状態を見ると、 団体専用ホームはかなり以前から使用していないようです。長谷寺止まり臨時電車があった場合も 本線のホームを利用して、この引き込み線は折り返し運転までの車両留置線になったようです。 |
草むらの中を本線に合流して行く引き込み線。 いまだにこの設備を残しているのは、何か事故や災害など非常時に備えているのかもしれません。 |
上下の本線の間の渡り線。その先に引き込み線が合流して居ます。当初は長谷寺止まりの臨時電車を 入れ換えるための渡り線だったようですが、今はほとんど使用されてないようです。 |
大阪方面ホームにもある団体用出口。こっちは駅を出てぐるっと遠回りして駅前へ出ます。 |
先ほどの名古屋方面ホームから駅前に出て来た団体用通路。今は閉鎖されています。 |
お寺の駅らしくこういう情景が見られます。長谷寺はこの駅からいったん谷へ降りて 向かい側の山麓にあるので、お年寄りにはかなりきつい帰り道になります。 |
すでに長谷寺に行ってきたと思われる乗客。長谷寺と、更に奥にある室生寺をはしごする人が多いようで。 |
谷へ下って行く長谷寺への参道の入り口。 |
参道からは外れて別の道を降ります。かなりの急坂。お寺は向かいの山の麓。 |
斜面の村の中は完全に車は通行不可。駅へ登る車は全部村の外側を大回りして上がって行きます。 |
坂を下りて参道を歩く参拝客。駅を降りて谷間の初瀬街道までは、ほとんど店らしいものもありません。 |
谷間にある初瀬街道。今はむしろこの道を通って長谷寺へ来る人の方がかなり多いようです。 紅葉や牡丹の季節にはこの道の周辺の空き地が全部有料駐車場となります。 |
谷間の初瀬川。この川に沿って長谷寺の門前町と温泉街があります。 |
初瀬川を渡ったところあたりから、ようやく長谷寺の門前町の雰囲気に。 |
この参道を更に進んで突き当りを左に回った所に長谷寺があります。 私はそこまで行かず、途中でまた山の方へ。 |
横道にそれて駅とは反対側の山の斜面を上がります。向こうの山の麓が長谷寺駅。 |
谷の向こうの長谷寺駅に入る電車。ここら辺でそろそろ線路傍へ向かいます。 かなり気が滅入りそうな高低差。 |
行きはよいよい帰りは何とかでようやく線路のそばへ。駅の西側でちょっと粘っています。 |
桜井から坂を上ってきた急行。 |
牡丹や紅葉の観光シーズン以外は普通しか止まらない長谷寺駅。ほとんどが通過列車。 |
今度は普通の榛原行き。 |
以前は20メートル車3両がいっぱいだった駅ですが、今は6両でもOK。 |
ただし、このホーム一杯に人が溢れる事は滅多にないようで・・・ |
電車はいくらでもやってきますが、ホームで撮るときは列車の接近のアナウンスにご注意。 |
通過列車は若干スピードを殺して通過しますが、それでもかなりの速度。 |
複線だから、接近する列車に夢中になってると後ろからも来る場合がありますので。 |
ほとんどが通過列車の平行ダイヤの中で、普通電車の前後は 若干ダイヤ間隔に空きが出来るようで、ポカッと静かな時間があります。 音を聴く (2分10秒) |
帰りの上本町行き普通。昼間の榛原仕立ての列車なのでガラガラ。ここから乗る人も数人。 お彼岸の長谷寺にお参りもせず、バチがあたりそうな気がしつつ今日は戻ります。 複線の線路の上だけが忙しい、日曜日の長谷寺駅でした。 |
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