阪堺電車 南霞町

   阪堺電車・南霞町(みなみかすみちょう)と言ってもすぐにピンとこない人が多いんじゃないでしょうか。
南霞町駅は阪堺電車の恵美須町を出てひとつ目の駅。大阪の下町の歓楽街・新世界の南の端っこにあります。
   実はこの駅、南海電鉄とJR環状線の新今宮駅の下にあって、地下鉄動物園前駅の上にある駅なんです。
2011年5月8日撮影

(現在、この南霞町駅は新今宮駅前駅と改称されています。)


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恵美須町を出たらちょっと走った所にある阪堺電車 南霞町駅
恵美須町を出たらちひと駅目にある南霞町駅。横のローソンと建物がつながっている。一見寂れたこの駅ですが
案外乗り降りが多く、小さなホームは一日中いろんなお客でにぎわいます。こちらは恵美須町方面行きのホーム。




住吉方面からやってきた阪堺電車 恵美須町行き
住吉方面からやってきた恵美須町行き。平日は終点の恵美須町の一つ手前のこの駅でほとんどの人が降ります。
降りてくる人の大半はJRか地下鉄へ消えて行きます。



南霞町駅前のあびこ筋の大きな踏切
南霞町駅前のあびこ筋の大きな踏切。阪堺電車の運転間隔は平均10分間隔ですが、さほど渋滞になりません。
このあたりはかつて釜ヶ崎暴動があったところ。



 
暴動の際には、線路の石が一個10円で売れたとか
暴動の際には、阪堺電車の線路の石が一個10円で売れたとか。
「石どうだ、一個十エンでっせ。石買いはりまへんか。ええ石でっせ。・・・・」
 「一夜あけると一個が十五エンになっていたという。」
これは開高健の「食いだおれ」の中の一節ですが、事実あったことだそうです。
今はそんな事は起こりません。(たぶん・・)恵美須町駅に入って行くクラシックな170号。
恵美須町方向を見たところ。上のガードはJRの新今宮駅
恵美須町方向を見たところ。上のガードはJRの新今宮駅。右のおばさんが腰かけているのは
新今宮周辺独特の酔っぱらいゴロ寝防止の立ち席ベンチ。
これは結構うまく出来ていて座り心地はなかなかよろしいです。




 
南霞町にて。恵美須町を出てきた我孫子道行き。
恵美須町を出てきた我孫子道行き。南霞町までの、この短い区間が新世界の真横になります。




南霞町へ着いた我孫子道行き。
休日の観光客の人はたまに恵美須町で乗ってここで降りたり、この南霞町から恵美須町へ
乗ったりすることもありますが、普通はまず居ません。
ただし最近は新世界観光を兼ねて乗る人がいるのか、割安の1日フリー乗車券というのもあります。




南霞町駅の駅名板
最近は横文字の表示も無駄では無くなってきた阪堺電車です。




 
南霞町の駅ビル。このビルは暴動の時に丸焼けになって建てなおされました。
南霞町の駅ビル。まっすぐ入って行くとパチンコ屋へ入ってしまいます。電車に乗るには左へ曲がらないといけません。
このビルは暴動の時に丸焼けになって建てなおされました。以前のビルはおぼろげな記憶ですが
喫茶店やイッパイ飲み屋がごちゃごちゃ入った、いかにもむさくるしい下町らしい駅ビルでした。
あの、じゃりん子チエのマンガの中にも登場しましたが、今はパチンコオンリーで残念な気がします。

南霞町駅の駅ビルから地下鉄動物前駅へ降りる階段
南霞町駅の駅ビルからは地下鉄動物前駅へ降りる階段がちゃんとあります。すぐ隣には新今宮駅の東口も。
しかしこの三つの駅名はなぜにこんなにバラバラなんでしょうかね。



南霞町の駅ビルのすぐ隣の新今宮駅入り口
 南霞町の駅ビルのすぐ隣の新今宮駅入り口。ただ、この南霞町と言う駅名の由来だけがはっきりとしません。
頑固に違う駅名にしている割には、地元の町名でもないようで。付近のどこを探してもそんな名前の町がありません。
「南」と付くからには霞町というのがあってもよさそうですが、ありまへん。



ホルモン焼きの匂いが漂う踏切。恵美須町との間の新世界の西のはずれ。
 チョっと駅周辺を回ってみました。ホルモン焼きの匂いが漂う阪堺電車の踏切。
恵美須町との間の新世界の西のはずれです。




新今宮駅を見上げる。
新今宮駅を見上げる。ホームで感じるより意外と低い。ガード下には何やらお店が。



店のたたずまいと串カツが見事にミスマッチしているお店。
店のたたずまいと串カツが見事にミスマッチしているお店。それに串カツとカラオケの組み合わせも。
酔っ払ってたら、多分どっちが入り口のドアか分からない。横に50円の自販機。




新今宮駅のガード下のめし屋
この周辺に多いのは、まずホルモン焼き、串カツ、それからうどん、ドテ焼き、ラーメンにギョーザ。
新世界の真ん中のずぼら屋のてっちりとか、たこ焼きお好み焼きは外からのお客さん向けになっていて
むしろ今は新世界の周囲に腹に応える昔ながらの店が残っています。




帰り際に上がった新今宮駅のホーム
帰り際に上がった新今宮駅のホーム。こちらは長編成の阪和線、関西線、環状線の電車が行きかいますが、
何となく他の駅とは雰囲気が違いますな〜




 
向こうに見える一段高い屋根は南海の新今宮駅への通路。
JR新今宮駅も南海からの乗り換え客がかなりの比率。正味の地元から乗って来る人は少ないようです。
向こうに見える一段高い屋根は南海の新今宮駅への通路。




 
取り壊し中のフェスティバルゲートがすごそこに見えるJR新今宮駅ホーム
取り壊し中のフェスティバルゲートがすごそこに見えるJR新今宮駅ホーム。
新世界とは場違いな遊園地を作って町の活性化を図ったのがそもそもの間違いでした。
今は新世界そのものが市民権を得て、若い元気な街になりつつあります。




 
通天閣と、ビルの谷間の阪堺電車の線路
新今宮駅からは大阪と新世界の象徴、通天閣がビルの間から見えます。 そしてビルの谷間に阪堺電車の線路 。





ビルの谷間を遠慮がちに南霞町へ向かってくる阪堺電車
 恵美須町を出てビルの谷間を遠慮がちに南霞町へ向かってくる170号。JR新今宮駅の通路窓から。
今はまだ、新世界へ来てもこの阪堺電車に全く気付かずに帰る人も多いですが、近い将来この阪堺電車も新世界の町とセットで
たくさんの人に注目される日が来るものと勝手に信じています。
その時の乗り場はもちろん、新世界の北の端の恵美須町駅と南の端の南霞町駅ですな〜。^^

参考文献 : 開高健 著 「日本人の遊び場」より 「食いだおれ」
 

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