大阪府八尾市教興寺年に一度、山から町へ下る御神体八尾市教興寺の岩戸神社は緑深い高安山の中腹にあります。お祭りの日は村の人々が神様を迎えに行き、 山を降りて街まで案内します。その行程をご紹介。 教興寺地区の中務(なかつか)さんのお招きで収録させていただきました。 2008年7月6日撮影・録音 (録音を聴かれるときは、メディアプレーヤーをコンパクトモードにしてお聴きください。) 祭りの太鼓へ 聴くクスリへ まほろばの玉手箱表紙 |
岩戸神社の鳥居。岩戸神社はここから急な坂を登ったところにあります。 地図で見る |
かなり登った山の中腹にある岩戸神社 すでに村の人たちが数十人集まっていました。 |
これから神事の後、山を下るお神輿。 |
子供たちが笛と太鼓で素朴な曲を奏でる、神前の獅子舞奉納。 音を聴く (MP3 43秒) |
その後神主さんがお神輿に祝詞を唱えます。 |
はずれそうな飾り物をはずして巡幸の用意。 |
いよいよ担ぎます。お神輿は布団太鼓より小さいので軽そうですが、担ぐ人数が少ないぶん、余計大変だとか。 音を聴く (MP3 39秒) |
最初の掛け声とともに持ち上がったお神輿。 |
担ぎ上げたらすぐに出発かと思えばそうではなく、この境内を三周してからです。 音を聴く (MP3 1分03秒) |
これが担ぎ手にはかなりの試練。 |
まだ二周目や〜。。担い手は勘違いして参道のほうへ行きたくなります。 |
ようやく三周終わって参道のほうへ。すでにみんな相当疲れています。 |
担い手は交代しながら、参道を下っていくお神輿。 音を聴く (MP3 29秒) |
村に下りてくると、隣村の黒谷地区の太鼓が準備中。その応援を受けながら村を下ります。 音を聴く (MP3 1分48秒) |
布団太鼓がお迎えに来ている黒谷のお旅所に到着。担い棒を取替え。 |
お迎えの布団太鼓と並んだお神輿。太鼓はお神輿の露払い役で、これからは先頭を行きます。 お神輿を迎える太鼓 (MP3 52秒) |
ここから露払いを勤める教興寺地区の布団太鼓。今年リニュアルして太鼓も替えました。 |
布団の下の彫り物と太鼓台の刺繍の垂れ幕。 |
彫り物も群がる子供たちには、まだあまり認知されていません。 |
しばらく休憩を取った後、黒谷のお旅所を出発して、町のほうへ降りていきます。 |
山のふもとの教興寺地区はどこも狭い坂道だらけ。障害物をのけながらゆっくり坂を降ります。 急な下り坂なので、ロープで後ろを引っ張りながらの巡幸。 音を聴く (MP3 1分10秒) |
合流後はどっちか言うと、布団太鼓のほうが主役のように見えてしまいます。 音を聴く (MP3 45秒) |
担ぐまであともう少し?の若手。さぞかし太鼓が大きく見えるでしょう。 |
近鉄高安駅前まで来た一行。ここまで来るとまったくの平地になります。 |
高安駅前に到着したお神輿。ここで休憩の後再び山の麓の地区へ帰ります。 若者に混じってお神輿を担ぐ中務さん。 |
帰りは上り坂になってきます。今度は前を引っ張っていく布団太鼓。 音を聴く (MP3 1分23秒) |
国道沿いの休憩場所からお旅所までは、布団太鼓は大人が担いで、叩くのも大人。 担ぐために担い棒を取り替える。 |
お旅所へ向かって休憩場を出て行く布団太鼓。ここからお旅所到着までは 雰囲気がガラッと変わって荒っぽくなります。 ここからの音は前のページにも公開しています。 聴く (MP3 2分55秒) |
狭い国道を威勢よく進む列。年に一回の風景。 |
布団太鼓とお神輿が掛け声を合わせて一体で進んでいきます。 |
先に到着した布団太鼓が、お旅所をぐるっと回って担ぎ収め。 お旅所到着 (MP3 2分19秒) |
お神輿も到着したら手拍子で行程終了。山から町へ下りて約3時間の巡幸でした。 |
お旅所に据え付けられたお神輿。再び飾り物をつけて夜の宮入まで休憩です。 ここで年に一回の披露をおえたお神輿は、深夜、また山の神社に帰って行きます。 祭りの太鼓へ 聴くクスリへ まほろばの玉手箱表紙 |
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