紀伊清水の線路跡

   南海高野線に乗っていると、田んぼの中にちらっと線路がみえました。
   そこでさっそく帰りがけに降りてみることにしました。 07年1月21日撮影

南海高野線 紀伊清水から九度山方向に300メートルくらい行ったところの
踏み切り。左端の車の横、手押し車のある所が道床になっていて、レールが
残っています。



ちょうど南海高野線から分岐してきたようにカーブしています。
弾む息を抑えて後ろを振り返ってみると・・・・・。


緩やかなカーブが紀ノ川方向に向って伸びています。ずっと歩いていきたかった
のですが時間がなく、とりあえずもう少し線路を眺めてみることにしました。


レールがあるのは、ほんの10メートルくらい。レール1本ずつでしょうか。



1067ミリゲージのしっかりした線路ですから、九度山から伸びていた
高野山森林鉄道とは関係ないでしょう。


      道路は線路の溝に完全におかまいなく舗装されています。


家に帰ってからいろいろ検索してみると、つめがえる さんが運営されている

2ch鉄道総合板 昔の航空写真を見てハァハァするスレまとめ 

というサイトがあり、その中の空中写真分布表近畿編南海紀ノ川口貨物線跡
という欄にこの付近の1976年当時の航空写真が掲載されていました。
写真によると1976年当時にすでに廃線状態ですが、ちょうどこのあたりで
紀ノ川へ向けて分岐している鉄道線がはっきりと確認できます。

関連する書き込み等によりますと、どうやらこれは、紀ノ川の砂利を運搬するための
貨物線の跡のようです。しかしいったい、いつ頃まで使用されていたのか、
何が走っていたのか、今のところ定かではありません。

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