住友金属尼崎ナロー軌道

阪神尼崎から歩いて15分ほどの所に、今も現役のナロー軌道が見られます。
住友金属尼崎工場の構内専用軌道です。 この日は日曜日で車両は運行されていませんでしたが、
現役ナローの線路を楽しんできました。(2012年4月15日撮影) 地図を見る

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道路を横切るナロー軌道
    阪神尼崎駅から海岸に向かって約15分。道路を横切るナロー軌道がありました。踏切の施設は何もない。 
    軌道は762ミリ。向かって右側が阪神尼崎駅方向。



道路を横切るナロー軌道。反対側から。
  上の画像の反対側から見たところ。右に守衛室。大きな工場なので道路を挟んで町一帯が工場と言う感じ。
  右の信号は、おそらく一般は矢印信号、3色の信号は列車が渡るときだけ青になるようです。



 
休日でがらんとした道路で枝分かれしている線路。
  一応守衛さんに一言挨拶して、工場街へ。一般道と区別なく、立ち入り禁止区域以外はゲートも無く自由に入れます。
  ひと気のない日曜日、道路上で線路が枝分かれして、道端には転轍機が。絶対 転轍機を触ったらあきまへん。



信号操作のスイッチ
                      どうやらこれで、信号の操作をするようです。




 
一部の複線区間
離合する場合もあるらしく、線路は一部が複線になっています。右の道路は工場内へ向かう道路ですが誰でも通れます。
ただ、現場の方は好意的で一応自由に見れるとは言え、工場が動いている平日は危険で迷惑な感じがします。



 
工場へはいって行く線路
      工場内の各セクションへ枝分かれして、鋼材や製品、鉄くずなど相当重い荷物が運び出されるのですね。




 
枯葉が積もった引き込み線
           入ったすぐの所にある引き込み線は使われていないらしく、枯葉が積もっていました。 




複線区間の終り。重量物を運ぶので太いレール。
        複線区間の終り。さらに線路は各工場の奥へと枝分かれしていきます。荷物が重いので線路も立派。
        このポイントのレールの使い方も独特?もっとよく見てきたらよかったです。



 
    工場内部へと入って行く線路。この建物が大きくて、線路は建物を貫いて向こう側まで延びているようです。
                                地図を見る 




列車の重さを感じさせる線路の削れ方
                       列車の重量を感じさせる線路の削れ方。




 
構内の踏切。汽車マーク。
              構内にある踏切。昔ながらの煙を吐く汽車の標識がニヤッとさせてくれます。




線路が集まってくる広場
                   このあたりが一番線路が集まる所のようです。  地図を見る




 
桜吹雪のナロー線路
           桜吹雪のナロー軌道? この桜の広場が列車の向きを変える重要ポイントのようです。 




広場の平面交差
            見事な平面交差。レンズの関係で斜めに映っていますが直角交差です。
                      右の桜の木の向こうにも線路が通っています。 



上から見た平面交差。痛んだ周囲の路面。
    上から見た平面交差。普通のレールのジョイントの数倍の隙間があるので、通過時は相当な衝撃のようで
    周囲の路面が激しく痛んでいます。




 
反対方向からの平面交差
           向きを変えて平面交差をもう一度。 この奥に緑の機関車らしきものが見えます。 




緑のディーゼル機関車
             ついにありました、立派なディーゼル機関車群。10トンは十分にありそう。 




立派なボキー貨車
                             その横にある立派なボギー車。 




工場の奥。たくさんの引き込み線と貨車が並んでいる。
さらに奥の方にも、各工場からの線路と、製品を積んだ車両が。 長い棒で連結するのは製品が車両よりも
長くなる時もあるからでしょうか。もっと奥も見たい気がしましたが、これから先は道路はなくなり
完全に工場敷地になるようなので、このへんで引き返しました。

この珍しいナロー軌道を見に来る人は割と多いらしく、線路はフェンスらしいものも無く開放的になっていて
そのまま入ってじかに見る事が出来ますが、やはり守衛さんへ一言挨拶するのと、工場が動いている平日は
避けた方が良いのではないかと思われます。それでも列車が運行しているのを見たい場合は平日に
外の道路まで出て来るのを待つのがよさそうです。ただしいつ来るかはその時の都合次第だそうで。。。


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