関西のど真ん中に住んでいながらこの齢になるまで高野山に行ったことが なかった私は、2007年1月まとめて3回も高野山詣でをしました。 高野山詣でと言うといかにも信心深くお参りしてきたみたいですが ご他聞にもれず、ほかの人と全然違う所ばかりお参りしてきました。 2007年 1月2日/14日/21日撮影 |
橋本を出て一つめの駅 紀伊清水 南海高野線は橋本を出ると単線になり、 駅のつくりが急にローカルムード満点に。 |
対向列車待ちのため、7〜8分停車することもけっこうあります。紀伊清水駅 |
果物や卵、仏花まで置いている紀伊清水駅の売店 拡大する |
橋本〜極楽橋間の普通用に使用されている2300系。車内が豪華です。 |
高野下駅 ツバメが飛び交いそうな屋根の下 |
ここでは高野下という駅名のせいで、高野山詣でのお客さんが わりと間違って降りるらしい。 |
ホームに踏み切り。 |
高野下駅改札口から九度山・橋本方向を見る。 |
道路をまたぐ駅舎。この道路はなんと昔の高野山森林鉄道の線路跡。 |
ちょっと高いところから、右が極楽橋方面。左に高野下駅。画面左の ガードレールのある小道が線路跡。カーブして鉄橋の下をくぐっています。 |
高野山森林鉄道跡の道路。このあと南海高野線と付かず離れずで 極楽橋まで見え隠れします。 |
高野下を出る極楽橋行き普通。この後極楽橋までは急カーブと 急勾配の連続です。 |
極楽橋から下りて来た難波行き2000系の快速急行。 拡大する |
次の駅 下古沢 ここは無人駅。レールが片方撤去されて少し寂しい感じです。 特急も私が走れるくらいのスピードで通過していきます。(ちょっと無理か?) 拡大する |
しかし、無人駅と言っても荒れた印象は少しも受けません。 |
ちゃんと座布団が置いてあります。寒いときはこれがあると全然違います。 |
急な山の斜面にある下古沢駅。 |
下古沢駅からの眺め。 拡大する |
下古沢・上古沢間 斜面の家の上を電車がゆっくり通り過ぎて行きます。 キーン・・・というきしむような音をたてながら来るのですぐにわかります。 |
南海高野線の下の方には、このように森林鉄道の線路跡が続いています。 道路として使用されている部分もかなりあります。(下古沢・上古沢間) |
レールがなくなってもいまだ現役の線路跡のトンネル。 |
斜面の民家をすり抜けて続く線路跡。 |
山のかたちに忠実にカーブしている線路跡。 |
いい感じで続いている線路跡。しかしたまに軽トラが来ると避けるのに苦労します。 |
集落から離れて山中に入ると、このように荒れ果てて分からなくなってしまいます。 |
上古沢駅付近 この道も線路跡だと思うが、あの急坂がちょっと疑問。 |
疑問な坂から撮った31000系こうや号。超低速運転なのに、こうや号の前面が ずばりポールにひっかかっています。斜面の小道の上の赤い屋根が上古沢駅 |
傘がいっぱい置いてあった上古沢駅。 拡大する |
上古沢から極楽橋方面を見たところ。右が駅舎。 このあたりは、50/1000の勾配がいたるところにあります。 |
対向の橋本行き普通。時速35kmぐらいでやってきます。 ここを走る音 |
運転する人 興味のない人 興味のありすぎる人 |
極楽橋駅到着時 駅の横に見える「極楽橋」 横にお地蔵さんがいて、渡ると本当に極楽へ行きそうで恐い感じ。 |
極楽橋駅に並ぶ30000系(左)と31000系(右)「こうや号」 朝のうちここに着いた2本の特急は、帰りのお客さんが高野山から下りて来る 昼過ぎまでずっとここに止まっています。その後は午後3時頃から4時過ぎに かけて、またもう一度折り返していきます。 拡大する |
これも昼間1時間半停車している2300系普通。 高野線橋本・極楽橋間の運行ダイヤは高野山詣でのお客さんの流れに 合わせているようです。そのため、昼12時から午後2時までの間は 極楽橋駅は発着がかなり少なくなります。昼間だからいくらでもすぐに あるだろうと思っていると、えらい目にあいます。(あいました) |
極楽橋停車中の2300系の豪華な車内。景色のいい山岳路線にピッタリの 大きな窓。これで「各停」。私はファンになってしまいました。JRも見に来て欲しい。 拡大する |
極楽橋の出入り口 一応自動改札機がありますが、 外側に切符売り場はありません。ここから出て行く人も滅多にいません。 だから、ここから出て行く人に合わせてダイヤを組めないのは当然です。 |
上を見上げると、周辺の駅のイラストマップがずらりと並んでいます。 |
極楽橋駅の改札口からの眺め。 駅を出ると、ぐるっと回ってあの橋の方へ行ってしまいます。 |
やっぱり出てしまった極楽橋駅前。駅前と言うより駅の裏と言う感じです。 極楽橋駅は海抜538m。やはりだいぶ寒いです。 |
ほとんどのお客さん(と言うか全部)は連絡橋を渡ってケーブルに向います。 |
連絡橋からも見える極楽橋。ケーブルがない時代はあの橋を渡って 山道を高野山まで登ったのだそうです。 |
2両連結のケーブルカー 高低差約330メートルを5分ほどで登ります。 |
さすがケーブルの勾配標識。 551/1000までありました。 |
スッと登ってきた高野山駅。駅前はバスターミナルになっていますが、 それ以外はほとんど何もありません。海抜867メートル。さらに寒い。 |
バスで高野山の市街地へ入っていきます。思ったより道が広いのですね。 高野山の市街はケーブルの駅よりだいぶクネクネと下りた所にあります。 |
バスの終点、奥の院前バス停付近。 地図で見ると、この道も森林鉄道本線跡ではないかと・・・。 |
反対方向を見る。行くにつれて周囲がお墓だらけになってきたので 引き返してきました。 さらに、奥の院のそのまだ奥にある別の支線の線路跡の近くまで、てくてく 行ったのですが、途中で林道にゲートがあって「この先立ち入り禁止」と なっていたのでやむなく引き返してきました。 |
それで最後はお土産。左のお店はここでしか買えない生の胡麻豆腐のお店。 これはお世辞抜きで絶品でした! ホンマ。 千手院橋バス停近く。 たいして下調べもせずにたった3回足を運んだだけでは、高野山はおろか 極楽橋やその下の南海高野線沿線のいい所をほとんど素通りしてきたも同然で、 これからはしばらく、こっちの方角に引っぱられそうです。 |
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